いちじくの苗木を植えよう!


苗木を買ってきて庭に植える手順を紹介します。
いちじく は挿し木で増やす事が出来ますが、自分で挿し木をする場合、成功率50%程度かと思います、
挿し木から育てるより1年間、時間と手間を節約出来ます
まずは、良い苗木と悪い苗木の見究めから。


悪い苗木

①背の低い苗 【植えても草に負けて枯れてしまう場合がある】

②細い苗    【強風で折れてしまう! 挿し木苗は根が生きていれば再生します。接ぎ木苗はアウト】


↑植え付けの失敗で苗が枯れてしまった!と思ったら!!


↑根本から新芽が生えてきた!
枯れたと思っても、翌年春までは様子を見て下さい。



③挿し木時に発芽誘発剤を使っている。
【発芽誘発剤はホルモンバランスを崩すとされていて食用植物への投与は認められてません】
その後何年たってもホルモンバランスは治らない、その枝から株を増やしてもホルモンバランスの壊れた株しか出来ない。
実が出来ない木に育つ事もあります。


④化成肥料ばかり与えている (化成肥料は適量に)


⑤ 若すぎる苗。
ホームセンターや園芸店で販売されてる苗木でも、挿し木をした年に、まだ根っこの生えて無い状態で堂々と苗木として販売いしている場合もあるので、注意が必要です。
そういった苗は、枯れるリスクが高いので購入は控えるべき!


挿し木をした年の6月、葉は生えているが根が生えていない↑
この状態で販売されている事もあります。
ただ、植木鉢にぶっ挿しているだけって感じ!!


⑥年を取りすぎた苗木も避けて下さい。
成長期に植木鉢などの狭い空間で育って成長出来無いと、その後広い空間に植え直しても成長しなくなる。
計画的に植木鉢で育てたい場合は有効です!



良い苗木
 
① 太くて、がっしりした苗を選ぶ。
② 植木鉢で育った苗より、畑で育った苗を植木鉢に植え替えた苗が良い。


↑挿し木をした年の8月位から根が生えてくるので、最低1歳以上の物を選ぶ事。
















イチジク苗木の植え方

イチジクは、日当たりが良く、水はけの良い土地を好みます。
【注意】
以前イチジクを植えた所は避ける事。(連作障害のリスクあり)


通販などで購入した場合は、長い旅で苗が疲れてますので、
水をあげて、風通しの良い日陰に置いて1週間位、その土地の気候や温度になじませて下さい。

まれに、旅が長すぎて葉が落ちてしまう場合があります、光の届かない状態が長いと良くありません、
落葉樹なので、生命の危機を感じると葉を自ら落とします。
枯れてる訳では無いので、日陰に置いて乾かない様にすれば、再度 葉を出す事があります。

苗が落ち着いてきたら、植えます。




↑1歳のバナーネ


穴の広さは植木鉢のタテ ヨコ3倍づつ、深さ2倍位の穴を掘り、【計18倍の穴】







穴を掘って、出た土をタライなどに入れ、その土の6分の1の肥料をいれます、化成肥料888を約100gを入れて混ぜます。
【注意】
肥料は牛糞、鶏糞、馬糞、豚糞、などなどあります、予算に合わせてなるべく多くの種類を!
よく発酵した物を使う事、臭い物は発酵して無いので、さらに数年間、発酵させて下さい、ホームセンターなどで 完熟たい肥などと書いてあっても臭い物は発酵して無いのでダメです、さらに数年寝かせて発酵させて下さい。


↑掘った土の6分の1のたい肥を混ぜる、それ以上濃いと肥料焼けをおこす場合がある。



根が混んでいる場合は根切りをします、植木鉢で育った苗は根が混んでいるので根切りが必要。


↑根が混み過ぎていたのでカッターで根を切ってほぐす。



肥料入りの土を埋め戻して、浅めに植えて下さい、イチジクは根からも呼吸するので深植え厳禁です、。
植木鉢の上表面と地面が水平になる様に植えます。




水はけが良くなるように丘にしてもいいです。





ウオータースポットを作って完成。




イチジクは植え付けた年から、実が付き始める場合がありますが、初年度の実はたいした実になりません。
初年度の実は収穫せず、若い摘み取って、木を大きくする。







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